東国勢力

【匡中国／キョウチュウコク】

・武明空／ブメイクウ　→　武照／ブショウ

　武都督の娘として東暦１１０４年に生まれたが
　８歳で父を亡くしてからは、不遇の時代を過ごす。

　１４歳で後宮に入り寵姫となるも、易姓革命が起こり、新王朝の妾となったが
　在位一年と持たず皇帝が崩御したため唯一、皇子を生んでいた明空は
　２３歳の時に名を武照と改めて皇子の成人までの間、初めて女帝として即位した。

　武照が即位し始めた頃は皇子の血が新旧どちらの皇帝のものなのか曖昧であり
　初の女帝となったことに反発する思想もあったが
　彼女の掲げる『平等』の名の元に、その治世は５０年の太平を誇っている。

　その皇子が成人を待たずして逝去して以降
　御年８１歳となった今も、彼女が絶対君主として君臨している。

　西国での通称は『東国の魔女』だが
　東国では、誰が称しても『完璧なる女帝』といわれている。

　だが、その形容は『厳格なる老帝』から『大胆なる若者』などと多岐に及んでおり
　東雲帝唯高には８歳の幼女に見えていたという。
　
　国際的には、国号は『匡中』が正式名称なのだが
　一年も持たず新皇帝が崩御したことに加えて、その治世が太平ではなかったため
　革命前の旧王朝である『匡』の名を用いられるのが一般的。

　詳細は、記録予定の 【 紅蓮匡歌 】 にて。