* 徒然なるままに、記録者が『物語』を記録中 *　

※画像に差分があります。

東の女帝国・匡、西の帝国・ラインバーグ

世を二分する争いの中で
長きに渡り自衛を続ける島国があった。

そこは月許 -tsukimoto- と名を改めた偽りの平安の都。

国防を担うは四十七の忍びと
夢見と呼ばれる力を有する一人の巫女の言葉。

その者は名すら与えられず
奇跡ともされる力で国の未来を夢に見続ける。

始まりは、秋彼岸。

数十年前に死したはずの
清明の弟子を名乗る安部光明との出会いから

記録は『完結』に向けて綴られ始めていたーー。